足場の組み方についてご存じですか?くさび緊結式足場について解説します!
「足場を用いた工事を行いたい」と考えていても、何を学び、どのように施工するのかと悩んでしまいますよね。
誤った組み方をしてしまうと大きな事故につながる危険性があるため、事前に正しい情報を確認しましょう。
そこで今回は近年主流である、くさび緊結式足場と基本的な足場の組み方について解説します。
□くさび緊結式足場とは?
現在の仮設足場の素材には丸太を使用することは少なくなり、近年よく使われる足場が「くさび緊結式足場」です。
くさび緊結式足場とは、一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱として、筋交や手摺等を支柱の緊結部にくさびで緊結する種類の足場です。
ハンマーだけで組み立てられ、中層建築の工事や構想建築の外壁塗装によく使用される足場です。
この足場の基本的な部材は、ジャッキ、手摺、支柱、筋交、踏板、ブラケット、先行手摺、鋼製階段、壁当てジャッキです。
このくさび緊結式足場を使用する大きなメリットは、組み立てや解体が簡単で作業時間が短縮され、効率的に施工できます。
また、コンパクトに運べるため、輸送コストも抑えられる点もこの足場の特徴です。
亜鉛メッキ処理により耐久性が高く、中低層建築の工事によく使用されます。
□足場の組み方を解説します!
足場の組み立て方法は足場の種類や場所により様々ですが、今回は最もシンプルな方法を6つのステップに分けて解説します。
1番目は、アンダーベースを取り付けるため、固定のジャッキとともに固定の場所に仮置きし、設置します。
2番目は、支柱を固定ジャッキに挿入し、手摺が地面に対して並行かどうか、水平器を使用して確認します。
3番目は、根がらみ支柱に8コマを挿れてロックピンがホゾ穴から出る状態にします。
先行手摺を取り付けたら、斜材を1本ずつ付けましょう。
4番目は、踏板の取り付けでは手で持ち上げて、階段の下フックから上のフックという順番で取り付けます。
5番目は、2層目と3層目を同じように、1番〜4番の手順通りに取り付けていきます。
6番目は、工事後の解体です。
組み立てた時と反対の流れで解体していきましょう。
安全帯を取り付けた状態で、階段や支柱などを流れに沿って解体します。
□まとめ
今回は足場の主流な種類である、くさび緊結式足場と基本的な足場の組み方について解説しました。
事前に基本的な情報を理解し、安心・安全な足場作業を行いましょう。
当社では、幅広く使いやすい足場の工事に対応し、スピーディーなサポートを行っておりますので、お気軽にご相談ください。