工事現場の安全性の確保、効率を考えても足場は工事を行う上で重要なものです。
工事をするうえで必要となる足場は、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は、足場をレンタルするときにかかるレンタル料金と注意点について紹介します。

□足場レンタル費用の相場

工事の際に必要となる足場にかかる費用は、「施工と併せて依頼する」「足場のみをレンタルする」「足場を購入する」3つの場合によって変わってきます。
まず、施工と併せて施工会社に依頼する場合、足場の他に飛散防止ネットの費用もかかってきます。

足場と飛散防止ネットの30日間のレンタルは、一般的な2階建ての戸建てで約15万円から20万円かかります。
ちなみに、外壁塗装にかかる費用は以下の通りです。

・塗装は5日から14日間で60万円から180万円
・カバー工法は10日から20日間で130万円から220万円
・張り替えは10日から25日間で150万円から300万円

複数個所の施工をお考え中の方は、まとめて1つの会社に依頼することがおすすめです。

続いて足場のみをレンタルする場合は、先述の通り、30日間で約15万円から20万円です。
レンタル費用は同じですが、DIYに慣れていない場合施工が未完成なため、期限を延長する可能性があります。
そのため、追加のレンタル費用が必要になります。

続いて、足場を購入する場合です。
足場の部材一式は、建築資材の販売会社で100万円から販売されています。

しかし足場の組み立てには、「足場の組立て等作業主任者」という国家資格が必須です。
その他には足場の保管には広いスペース、組み立てにはクレーン車が必要となります。
足場の部材の費用以外もかかることに留意しておきましょう。

□足場レンタルの注意点とは？

足場の設置・解体は屋外で行われる作業ですので、天候に左右されます。
また、工事中にアクシデントが起きることがあります。
足場のレンタルには、レンタル期間があります。

もし、工事が伸びた場合延長ができるのかどうか予め確認しておくようにしましょう。
そして、延長した場合の見積もりも記載するようにしましょう。
また、足場無料というキャンペーンを行っている会社を疑うようにしましょう。

足場の設置・解体のように手間がかかる作業を無料で行うのはあり得ません。
材料費や施工費の中に含まれている可能性もあるので注意しておきましょう。

□まとめ

足場の設置には、手間と費用がかかります。
足場無料という営業トークに惑わされないように、そして安全な作業を行うためにも、適切な施工会社選びをしていきましょう。
DIYをする方は、レンタル延長の可能性を視野に入れておきましょう。