足場の工事の基本的な流れをご紹介!届け出は必要?
足場工事の基本的な流れをご存じですか。
足場工事は、住宅を建てるときや塗装作業を行うときによく耳にする言葉だと思います。
あまり意識されていないかもしれませんが、足場工事は住宅の工事の中で騒音に悩まされる工程です。
もし、足場工事について何も知らなければ、ご近所トラブルに発展しかねません。
そこで今回は、足場工事の基本的な流れと足場設置の届け出について紹介します。
□足場工事の基本的な流れ
足場工事の基本的な流れを大きく6つに分けて紹介します。
まずは、問い合わせをすることです。
一般住宅を完成させるためには、ハウジングメーカーや工務店など多くの人が関わっています。
資材の発注のように、工務店だけで完成できるものではなく、必要な工程に合わせて外注する必要があります。
足場の工事をするときには、必要な日程に関して相談が必要です。
足場業者は多くの現場を抱えているため、資材にゆとりがあるわけではないため、問い合わせをすることが大切です。
次に現場での打ち合わせです。
この工程は見積もりを経た後に行われ、足場のサイズ感や資材、土壌の質などを確認しながら足場の完成について確認します。
次に、計画と契約を行います。
現地での調査が終わると、具体的な思考計画の立案に移ります。
先ほど行った情報をもとに、必要な資材数と人材の計画を行います。
続いて、事前準備を行います。
施行日前に、近隣挨拶や使用させてほしい道路や駐車場の準備を行います。
事前準備を怠るとトラブルになりかねませんので注意をしましょう。
事前準備が終わると、施工に移ります。
事前に決めた作業計画に沿って行われていきます。
騒音の被害に悩まされる足場の組立ては、養生と防音対策を行いながら進めます。
足場が必要な作業を終えると、解体作業に移ります。
足場の解体後は、現地をきれいに清掃し、次の工程に間に合うように撤収します。
このように足場の工事は、現場確認から解体までを行います。
建物の完成に直接寄与するわけではありませんが、だからこそ迅速な作業が必要です。
□足場の設置の届け出とは?
足場設置の届け出は、機械等設置・移転・変更届のことで、足場の高さが10メートル以上で組立てから解体までが60日以上の場合に提出しなければならないものです。
労働基準監督署長に設置工事の30日前までに提出しましょう。
□まとめ
足場の設置工事が始まるまでには、様々な工程があります。
住宅を建てる上で、工務店やハウスメーカーが一番初めに思い浮かぶかもしれませんが、そこだけで完結するわけではありません。
多くの業者が関わり、資材は有限であるため、計画的に行動する必要があります。
そして、特別な届出が必要な場合いつまでに提出しなければならないのかをあらかじめ確認しておくようにしましょう。