足場の養生シートと養生ネットはなぜ必要?養生シートの種類もご紹介!
養生ネットや養生シートの役割は何でしょうか。
養生シートは足場や塗装工事だけでなく、引っ越しの際にも使用され、傷や汚れから守るといった役割を持っています。
今回は、足場の養生ネットと養生シートとは何か、養生シートにはどのくらいの種類があるのかを紹介します。
□足場の養生ネットや養生シートとは?
養生は、工事中の危険性をできる限り減らすこと、そして周囲を汚してしまうことを防ぐ役割を持っています。
そして、足場の養生には、養生ネットと養生シートの2種類があります。
養生ネットは、安衛則で規定されており、網目の大きさによっても役割が異なっています。
汚れ防止を目的に設置している場合には問題はありませんが、落下防止を目的に設置する場合、強度の高いものを選びましょう。
養生ネットは、作業床と建物の隙間に設置します。
落下を防止するならば、落下の危険性のある場所に設置しておきましょう。
また、周囲が汚れてしまうことを防ぐ場合には、養生シートを設置しましょう。
周囲に何もなく、汚れても問題がない場合には、養生シートを張らなくてもいいという方もいるかもしれません。
しかし、住宅街で隣家が近くにある場合には、トラブルの原因になってしまいます。
それだけでなく、養生をしているのとしていないのでは、仕上がりに違いが出てきます。
□養生シートの種類をご紹介!
よく使用される養生シートには、メッシュ素材があります。
風通しがよく、光が差すため、足場がよく見えるからです。
その分、網目から塗料が漏れてしまうこともあり、塗装には向いていません。
そして、養生シートは何を養生するかによって種類があります。
「床養生シート」「野積養生シート」「壁面養生シート」「コンクリート養生シート」です。
ほとんどの物が、養生する場所が傷つかないようにするために設置されています。
例えば、床養生では、資材や荷物を出し入れする時に、床を傷つけないように入り口に付ける養生シートで、野積養生シートは、屋外に置いてある物品や資材に被せ、日よけや雨よけをするときに使用します。
このように、何を守るのかによって選んでいくのです。
□まとめ
養生シートは汚れや傷がつくことから守り、養生ネットは落下防止のために設置します。
そして、養生シートにも様々な種類があります。
引っ越しで見かけるような、床が傷つかないように張っている養生や資材や荷物に被せる野積養生シートなど何を守るのかによって使い分けができます。
目的に合わせて適切なものを選ぶことが大切です。