足場工事には資格が必要?必要な資格の種類を紹介します!
足場を組み立てるときに、資格が必要だということを知っていますか。
足場工事は、危険を伴う作業であるため、作業中も後も安全に作業が行えるように、資格が必要になります。
では、どのような資格が必要なのでしょうか。
そこで今回は、足場工事の基本となる資格について紹介します。
□足場工事の基本的な資格とは?
足場工事は、安全性と正確な施工が求められる工事です。
足場が安全ではなく、グラグラしていたら、作業中に事故が起こってしまいますよね。
そのようなことが起きないように、足場を設置するときには、技術や知識が必要になります。
そのため、足場工事にはいくつかの資格が必要です。
基本の資格になるのは、とび技能士です。
とび技能士には、1級から3級までのランクがあり、基本の知識をはかる3級を目指していきましょう。
3級は主に基礎知識があるかが求められますが、2級以上になると試験に合格するだけではなく、実務経験があるかどうかが受験資格になります。
2級は、3級合格後3年以上の実務経験、1級は、2級合格後2年以上の実務経験といったように十分な実務経験の期間がないと免許が交付されないという決まりがあります。
□さらなるキャリアアップに向けて!
とび技能士の資格だけでなく、「足場の組立て等作業主任者」「建築物等の鉄骨組立て等作業主任者」があります。
基本となる資格は、とび技能士ではありますが、キャリアアップをしていくために、これらの資格も併せて取得できます。
いずれも国家資格で、取得条件は講習を修了することです。
足場の組立て等作業主任者は、労働安全衛生法に定められている作業主任者のことで、土木や建築、造船に関する学科を大学や高等学校等で専攻し卒業した後に、2年以上足場の組立てや解体に従事していたものというような受講資格があります。
つまり、他の資格を取得しているかどうかではなく、十分な知識を持ち、足場に関わる作業に従事しているかどうかが重要になります。
足場の組立て等作業主任者の資格を取得することで、労働災害の防止を行うための指揮監督者として従事できるようになるため、より責任感が求められます。
また、建築物等の鉄骨組立て等作業主任者も足場の組立て等作業主任者同様の国家資格です。
□まとめ
まず、足場工事を行うには、とび技能士の資格が必要です。
そして、さらなるキャリアアップを目指している人は、足場の組立て等作業主任者や建築物等の鉄骨組立て等作業主任者の資格取得を目指しましょう。
これらの資格は、安全で正確な足場を設置するために必要な資格だということを今一度確認しておきましょう。