工事で使う足場には何種類ある?足場のサイズも併せてご紹介!
足場には、いくつかの種類があることを知っていますか。
よく住宅の工事で見かけるのは、先行足場です。
その他にも、吊り足場や移動式足場などがあり、吊り足場は、高所での作業で用いられます。
では、吊り足場とは、どんな足場なのでしょうか。
そこで今回は、足場の種類とサイズの規格について紹介します。
□足場の種類とは?
足場には、「吊り足場」「先行足場」「張出し足場」「移動式足場」「脚立足場」などがあります。
それぞれの足場には、メリットとデメリットがあります。
ここでは、「吊り足場」について紹介します。
吊り足場は、名前にもあるように、足場の板を鉄パイプやチェーンに吊り下げて利用する足場のことを言います。
基本的に吊り足場は、地面に足場を設置できない高所での作業の際に用いられます。
それだけでなく、隣家との隙間が少なく、足場を設置できないときにも使用されます。
そして、足場と言えば、空き巣の侵入路になりやすいという問題がありますが、吊り足場だと、部外者が足場から侵入できないため、防犯面でもメリットがあります。
しかし、地面との接点がないため、不安定になりやすく、少しの不注意が大きな事故に繋がってしまうため、注意が必要です。
そのため、徹底した安全基準や有資格者の作業員の確保が必要になってきます。
また、移動にも制限があるため、作業効率が落ち、コストが割高になることも考慮に入れましょう。
□足場のサイズ規格は2種類ある?
足場には、「インチ規格」と「メーター規格」の2つの種類のサイズ規格があります。
元々、アメリカから入ってきたインチ規格が主流でしたが、日本人には馴染みにくいこともあり、メーター規格が生まれました。
インチ規格とメーター規格では、サイズ表に数ミリの違いが生じます。
そのため、別規格の部材を使ってしまうと歪んでしまったり不安定になったりしてしまうため、別規格の部材を併用しないように気を付けましょう。
しかし、実際にどちらの規格が使われているのかは、寸法をはかるしかありませんので、しっかりと確認をしておきましょう。
□まとめ
足場には、様々な種類があります。
よく見かける足場は、先行足場という種類です。
この足場は、比較的安全ではありますが、ある程度の広さがないと設置できないことや、高くなりすぎると不安定になるため、高層での工事に不向きであるといったデメリットがあります。
その点、吊り足場は高所作業に適しています。
このように、どこの工事を行うのかによって足場を使い分ける必要があるのです。