足場は雨の日でも設置・解体をする!?雨の日に行うメリットをご紹介!!
足場の工事は雨の日でも行えるのでしょうか。
屋外の工事は雨の日は行わないという印象を受けるでしょう。
雨によって工事が行われない物は多く存在しますが、仕上がりに影響を与えない工事は行うことができます。
雨の日の方が好都合という場合もあります。
そこで今回は、足場工事が雨の日に行えるのか、雨の日に行うメリットを紹介します。
□足場工事は雨が降ったら中止になる??
屋外の工事で注意することは、天候です。
天候により仕上がりが変わり、工事のリスクが高まります。
そのため、基本的に雨の日に塗装工事を行うことはできません。
しかし、仕上がりに影響を与えない足場工事では、以下の条件を除けば工事を行えます。
・足場の高さが2メートル以上の作業
・降水量が50ミリメートル以上
・10分間の平均風速が毎秒10メートル以上
・落雷が予想される
これらの条件は労働安全衛生法により定められています。
条件に記されているのは、外出するのもままならないほどの悪天候であるため、基本的には現場監督者の指示に従いましょう。
しかし、少量の雨で工事を延期していると工事日程に大きな影響を与えてしまうことがあります。
工事は安全に行うことが最優先事項ですので、余裕をもたせた工事日程にするといった対策をとるようにしましょう。
□雨の日の足場工事のメリット!!
雨の日の足場工事のメリットを紹介します。
足場の解体工事は、粉じん対策のために放水しながら作業を行います。
雨の日に解体工事を行うことで、散水作業が不要になるためスムーズに作業ができます。
作業ができ、散水が不要なレベルの雨が降ることは、業者にとっては好都合な事なのです。
また、雨の日は外に洗濯物を干しませんよね。
隣家との距離が近い場合、洗濯物を汚さないように注意が必要になります。
その点、洗濯物が干されていなければその心配が不要になり、作業に集中できます。
しかし、雨によって金属製である足場は滑りやすくなりますので、足元に注意が必要になります。
足元が狂ってしまうと高所からの転落に繋がります。
特に、足場の解体は徐々に柵を取り外していくので、より一層の注意を払いましょう。
無理をして作業を行うと周りからの印象が悪くなるといった問題も発生します。
安全第一で作業を行いましょう。
□まとめ
工事は雨の日には行えないといった印象があることでしょう。
確かに、塗装や修繕の作業は雨が降ると仕上がりが悪くなるといった影響が生まれます。
しかし、仕上がりに左右されることのない作業なら行うことはできます。
もし、雨の日に工事を行う場合には、安全性が確保されるのかを意識しましょう。
そして、工事が延期しても支障をきたさないような工事日程を組むことを心掛けましょう。