屋根足場とはどんな足場??足場の種類をご紹介!!
「屋根足場」というものをご存じですか。
足場と言えば家を覆っている物を想像する方が多いでしょう。
しかし、足場はそれだけではありません。
屋根用の足場もあるのです。
そこで今回は、屋根足場とはどんな足場なのかと足場の種類を紹介します。
□屋根足場とは?
屋根足場は、屋根の工事をするときに必要な足場のことです。
勾配のある屋根の工事をするときに使用されています。
ビルやマンションのように屋根が平らであるものや屋根の勾配が緩やかであれば、足場がなくても作業が可能ですが、勾配が急になればなるほど滑りやすくなり工事が危険になります。
屋根の上に立てかけるように屋根足場を設置することで、安全に作業を行えます。
先ほど出てきた屋根の勾配は、屋根の傾斜のことです。
急勾配と言えば、傾斜が急であるということです。
傾斜が急であれば水はけがよくなるというメリットがあります。
その反面、工事がしにくくなります。
一般的に、屋根の勾配は6寸です。
6寸以下であれば勾配は緩やかになり、6寸以上であれば勾配が急になります。
葺き替え・修理・天窓工事を行う時には、6寸勾配以上の屋根で屋根足場を設置するようにしましょう。
しかし、屋根塗装においては状況が変わってきます。
屋根塗装では、6寸勾配までであれば足場は必要なく、かえって作業の邪魔になると感じる職人さんがほとんどです。
6寸5分以上の屋根では、両手に物を持っての作業ができなくなるため、足場の設置が必要です。
□足場の種類
足場の種類を2つ紹介します。
1つ目は、くさび足場です。
住宅の工事で見かけることの多い足場です。
足場材の接続部分にくさびと呼ばれる金具を打ち込んで組み立てており、足を乗せる板の幅が広いことが特徴です。
安全性は高いですが、くさびを打ち込むときに大きな音がしてしまうことがデメリットです。
2つ目は単管足場です。
名前にある通り単管と言われる細いパイプをつなぎ合わせている足場です。
くさび足場と違い細いパイプの上に乗って作業をする為、安全性が低い足場となります。
最近では使用される頻度は少なく、足場を設置するスペースが狭い時に使用されています。
□まとめ
足場と聞くと外壁工事に使用される家を囲っているような足場を思い浮かべることが多いでしょう。
足場にはそれだけでなく、屋根工事を行うための足場もあります。
屋根足場は安全に作業をするために必要不可欠な足場です。
屋根の勾配にもよりますが、勾配が急であればあるほど工事の危険性が高まりますので、勾配が急になる場合は必ず設置しましょう。